90°パルス測定
測定の前に
Auto Gainを使用しない
アレイ測定ではアレイ中の各スペクトル強度が意味を持つためです。
前項のSingle Pulse測定で得られたReceiver Gainで大丈夫です。
Pulse Widthについてアレイを組む
x_90_widthをクリックする
x_90_widthの横に表示されている5.2 [us]が現在の
90°パルス幅です。
この値を4倍し360°パスルの大体の幅を予測します。
今回の場合 5.2 × 4 = 20.8 [us] です。
Relaxation Delayは多めに取っておいた方が良いでしょう。
アレイの設定
ディメンションとアレイタイプの設定
DimentionはYにチェックが入っているか確認する。
Array TypeのListedのチェックを外し
Linearを選択する。
今回の場合は以下のように設定します。
Startに19.8 [us](20.8 - 1 [us])
Stopに22.8 [us](20.8 + 2 [us])
Stepは0.5 [us]とします。
これで19.8, 20.3, 20.8, 21.3, 21.8, 22.3, 22.8 [us]のパスル幅で
アレイが組まれます。
積算回数は多くは入りません。(2〜4回程度)
アレイデータの編集と見方
1Dボタンをクリックし、前項でメモしたP0とP1の値を入力する
前項の
1H Single Pulse測定でメモしたP0とP1を入力します。
表示されているスペクトルが発散しているかもしれませんが
問題ありません。
今回はP0, P1ともに0だったため、変化はありません。
その後1D画面を閉じ、1Dボタンより5つ右に見える
ビデオマークのボタンをクリックします。
360°パルス幅決定
Expansionの表示
メニューのExpansion→Linearizeを表示します。
左のような画面が表示されます。
※別の条件で測定した画面を表示しているため
表示されているx_90_widthの値は異なります。
シグナルの消失点を探す
シグナルが一番小さくなるところを探します。
今度はその値を中心とし、より範囲を狭め、Stepを小さく設定し
アレイを組み直します。
Stepが0.1 [us]程度になるまで繰り返し
得られた値を360°パルス幅とします。
この値を÷4した値を90°パルス幅とします。